あそびかた
やや丁寧に説明しています。適当に触ってみても十分遊べますよー。

1.
公式ファンサイトのダウンロード>FullPackver1.28をダウンロードし、解凍して下さい。
( シナリオを作成しなくてもエディタは後々何かと便利です)

2.
キャラクターの画像を準備します。
とりあえず起動したい人は先に進んで下さい。
デフォルト画像も入っていますし、ネット上にはCardWirthの素材を配布しているサイトもあります。
自作する人向けに説明します。
CardWirthでは、キャラクターの顔グラフィックを自作することができます。
フォーマットはbmp、サイズは74px×94pxです。
 芝生マン
こんな感じです(この画像は拡張子gifになっていますのでbmpで保存して使います)。
実際の画面では左上隅1px と同じ色が背景色として透過されます。
背景色とぼかしたり、人物に使用している色を背景色に指定しないよう気をつけて下さい。
綺麗に見えるのでアンチエイリアス無しの黒で人物を縁取る人が多いようです。
画像ができたらbmp形式で保存します。保存する場所はCardWirthフォルダ>Data>Faceの各年代ごとのフォルダです。
作った画像のキャラクターの性別年代にあわせて、以下のフォルダに保存します。

Male-CHD 子供男性 Female-CHD 子供女性
Male-YNG 若者男性 Female-YNG 若者女性
Male-ADT 大人男性 Female-ADT 大人女性
Male-OLD 老人男性 Female-OLD 老人女性

3.
CardWirth.exeをクリックして ゲームを起動します。
【スタート】カードをクリックします。CardWirthでは全てカードのインターフェースで表現されるのが特徴です。
宿選択画面が開きました。まだ何も宿がありませんので、下のほうの【新規】をクリックします。
CardWirthでは、「冒険者の宿」と呼ばれる、冒険者に仕事を斡旋する酒場兼宿を拠点に、宿単位で冒険します。
宿が一つのセーブデータという感覚が近いかと思います。
宿の名前をつけて下さい。
宿のタイプは【ゲーム専用】をチェックします。
作成した宿が表示されました。宿を クリック、もしくは下の【決定】ボタンを押して下さい。

4.
宿の基本画面が表示されました。 冒険者を登録します。
【宿帳を開く】>【新規】とクリックします。
名前をつけ(全角七文字まで)、性別と年代を選択します。左右の矢印を押して顔画像を選択して下さい。
2.で指定した画像が出てこない場合はbmpであるか、サイズは間違っていないか、フォルダを間違っていないか確認して下さい。
続いて素質型を決定します。説明を読めば大体どういう素質か解りますが、例えば策士型の戦士でも多少辛いですがやっていけますので大丈夫です。
続いて特性を決定 します。全てにチェックする必要はありません。これはキャラクターに当てはまる、と思ったものを選択して下さい。
キャラクターの得意分野や、シナリオによってはシナリオ中での行動等に影響します。
【上品】にチェックをいれると丁寧な喋り方を、【粗野】にチェックをいれると荒っぽい喋り方をするシナリオが多いようです。
【登録】をクリックすると冒険者が作成されます。
CardWirthでは基本的に6人単位のPTで動きます。ひとまず6人冒険者を作成しましょう。

5.
6人冒険者を作成したら、宿帳のキャラクターをクリック、もしくは下の【編入】ボタンを押します。
画面下に表示されているのが、今現在PTにいる冒険者です。
6人の冒険者でPTを編成して下さい。できたら宿帳を閉じ、【パーティ情報】をクリックします。
【パーティの呼称】は好きな名前をつけて下さい。
【所持金】はバーをドラッグして好きなだけ持たせて下さい。最初は4000sp全部持たせるのがいいかと思います。
これで冒険者のPTができました。

6.
冒険に出る前に装備を整えます。
【貼紙を見る】をクリックして下さい。シナリオはここから始めます(冒険者は宿にはられた依頼の張り紙を見て仕事を請けるのです)。
【GroupAsk】>【交易都市リューン】とクリックします。
リューンは冒険者が拠点とする大きな自治都市で、シナリオにも頻繁に名前が出てきます。まずは装備を整えましょう。
リューンに到着したら、それぞれのカードをクリックし、店を覗いてみて下さい。
カードは右クリックすることで詳細を読むことが出来ます。レベルを確認して下さい。
高レベルのものはレベルがあわないうちは使用回数が少ない=手札に回って来にくく使いにくいです。
それぞれの場所で職業向けのスキルを買うことができますが、雑貨店にあるものだけはアイテム扱いになります。
初めてプレイする人向けのオススメです。
「眠りの雲」 「魔法の矢」「癒身の法」「盗賊の目」「盗賊の手」

7.
好きなものを購入したら、画面上の何もない場所で右クリックして下さい。
下の表示がキャンプ⇔テーブルと切り替わりました。キャンプはいわゆるメニュー画面になります。
購入したスキルが【荷物袋】に入っています。カードをクリックし、次に持たせたいキャラクターをクリックして持たせます。
【情報を見る】は、シナリオ中情報カードと呼ばれるものが入手したときここからみることができます。
【セーブ】、【冒険の中断】などが行えます。 冒険の中断をしてそのままゲームを終了してもセーブされませんので注意して下さい。
【荷物袋】や【セーブ】は宿のメニューでも行うことができます。
もう一度何もないところで右クリックするとテーブルに戻ることができます。
買物が終わったら、 【宿に帰る】をクリックして宿に帰還します。

8.
いよいよ冒険に出ます。【貼紙を見る】>【GroupAsk】>【ゴブリンの洞窟】とクリックします。
話を進めていくと、洞窟の前にゴブリンがいる状態になります。
クリックすると選択肢が出ますが、他にも方法があります。
先ほどのリューンで【眠りの雲】や【蜘蛛の糸】、【魔法の矢】、【暗殺の一撃】というスキルを購入していたら、つかってみましょう。
キャラクターをクリックすると、そのキャラクターの手札が出ます。左側でスキル、アイテム、召喚獣のタブを切り替えます。
上に挙げたようなスキルをクリックし、続いてテーブルで選択可能なカードをクリックします。
たとえば【眠りの雲】を【ゴブリン】に使ってみると…

スキルやアイテムには、「キーコード」と呼ばれるものがついています。
【眠りの雲】には『魔法』『眠り』、【魔法の矢】には『魔法による攻撃』『遠距離攻撃』等です。
シナリオによっては、適切にこれらキーコードのついたスキルやアイテムを使用することで、新しいイベントが発生したりします。
プレイヤーの視点からそれを知ることはありませんが、怪しい場所には【盗賊の目】を使ってみたりしてみましょう。
【盗賊の目】【盗賊の手】は戦闘では役に立ちませんが、キーコードとして調査や解錠に役立つスキルです。

スキルカードには緑色の丸と赤色の丸がついていて、キャラクターごとに色が違うと思います。
緑色の丸は適正を示しています。明るいほどキャラクターに合っており、威力、成功の上昇、使用可能回数の増加などの恩恵があります。
赤色の丸は残り使用回数です。最初は真っ赤ですが、使うにつれて色は暗くなっていき、真黒になると精神力が回復するまで使えません。

9.
そのまま進めていくと戦闘に入ることがあると思います。
戦闘について説明します。
キャラクターのカードをクリックし、現在の手札から行動を選択>対象をクリックで選択>全員分の行動を指定したら>左下の【行動開始】クリック
これを毎ターン(CardWirthではラウンドと呼びます) 繰り返して戦闘します。
スキル、アイテムカードのほかに、以下のようなカードがあります。ランダムに配布されます。

【カード交換】 手札を全て捨て、山札から引き直します。
【攻撃】 攻撃します。
【会心の一撃】 命中率が高く、少し威力の高い攻撃です。
【渾身の一撃】 命中率が低く、威力の高い攻撃です。
【見切り】 このターンの回避力を増加させます。
【防御】 このターンの防御力を増加させます。
【フェイント】 敵を混乱させます。
【混乱】 混乱します。ターンはじめにキャラクターが自動的に選択した場合、
そのターンは無条件に混乱します。

これらのカードには適正はありますが使用回数制限はありません。何度でも使えます。
キャラクターは様々な状態異常を受けることもあります。魔法やアイテムで解除できるものもあります。

10.
冒険が完了したら、宿のメニューで戦利品を確認しましょう。
宿で【荷物袋】を開くと、アイテムをクリックしたとき、【売却】【カード置き場】というメニューも使えます。
【売却】にすると、カードを換金できます。【カード置き場】は、宿共有の荷物袋と考えて下さい。
冒険者が増えて他にパーティを作ったときなど、他のパーティにアイテムを受け渡すのに使います。
しかし【賢者の杖】は大変有用なアイテムです。
ランダムでしかまわってこないスキルカードを、確実に手札に引き寄せることができます。
売ったりしないことをオススメします。
収入で新しいスキルを足すもよし、このまま冒険を続けるもよしです!

11.
【ゴブリンの洞窟】はCardWirthのシステムに慣れるための入門的なシナリオでした。
シナリオをどんどん追加していきましょう。
【ゴブリンの洞窟】 のような冒険シナリオ、【交易都市リューン】のような買物シナリオ、様々なシナリオが公開されています。
シナリオはフォルダを圧縮したものか、cabファイルの形で配布されています。
CardWirth>Scenarioフォルダに、シナリオのフォルダかcabファイルを保存すると、貼紙で選択できるようになります。

 

12.
シナリオプレイ上の注意です。
シナリオはピンキリなので勿論中身もピンキリです。危ないシナリオに当たることもあります。
シナリオでおかしなところがある、危険かもしれないと思ったらクリア後にセーブしないで下さい。
セーブしなければクリアしても状態は保存されません。
シナリオプレイ中におかしなところに気づいたり、やめたくなったらF9を押します。
緊急避難コマンドが発動され、プレイ中のシナリオを強制終了して宿に戻ります。
シナリオ中に受けた影響はリセットされ、シナリオで入手したアイテム、クーポン等も剥奪されます。
ロードは全滅するか、セーブせずにCWのタイトル画面にまで戻ってからスタートすることで可能です。

シナリオはネット上にピンキリで何千本と公開されています。
入手先を幾つかご紹介します。

Adventurer's Guild  公式ファンサイト内のシナリオ投稿所です。ここが基本です。
寝る前サクッとカードワース  公式ファンサイト内の、ユーザーから推薦されたシナリオのパックです。良作揃いです。
ベクターカードワース ベクターのカードワースカテゴリです。

Adventurer's Guild>Search>作者名「groupAsk」で出てきたシナリオを一通りプレイすることをオススメします。
groupAskはCardWirthの開発者です。渋くて良作のシナリオ揃いで、また、これらの設定をベースにしたシナリオも多く存在します。

12.5
初心者向けにカードの使い方やステータス、戦術などを解りやすくまとめたシナリオが配布されています。
解りやすいものを2本ご紹介しますのでプレイしてみて下さい。実際に見てみるのがいいと思います。
「チュートリアル(naoki様)」 、「プロローグ(テイル様)」です。
Adventurer's Guildへいき、 Searchにシナリオタイトルか作者様の名前をいれて検索してみて下さい。

 

 

13.
ついでに大変危険な 「対象消去」について説明します。
「対象消去」はPCにダメージを与えるのではなく、ロストさせる効果です。PCは返ってきません。
死亡演出として使われる場合もありますが、危険なシナリオには普通に仕込まれていることがあります。
対象消去されたらセーブしてはいけません。そのままPCがロストします。

PCの姿が見えなくなるのには3パターンあります。この画像で説明します。

まずはPT全員の姿が画面外に見えなくなる場合。これはPTを隠す演出です。
全員いなくなってもゲームオーバーにならないので解ります。 PTの姿が下に引っ込む感じです。後ろの背景が見えます。


PCのカードが裏返る場合。(右端です)これはシナリオ中で特定のPCだけを隠す(別行動等)ときに使われます。
シナリオが進めば帰ってきますしこのままクリアしても帰ってきます。


裏返ったカードがないのが解るでしょうか?これが対象消去です。六人できたはずなのに五人しか出てません。
シナリオ側のほうで右端のPCがロストされています。
このままシナリオクリア等で宿に帰り、ロストされたままセーブしてしまうと、右端のPCはもう帰ってきません。

演出として対象消去を使うシナリオもあります。作者からの説明書きをよく読んでセーブしないようにしてください。
危険なシナリオのなかには普通にさらっと対象消去されることもあります。
落ち着いてセーブしないで下さい。